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2017年4月16日 (日)

太宰の桜

 今日の春を探しに、ちょっと庭まで。
まだ、咲いている花はありませんでしたが、
大きくなった椿の蕾を見つけました。

 

津軽で、タンポポや菜の花よりも先に咲くのは、
レンギョウやサンシュユ、そして椿なんです。

 

 道端には、ひっそりとツクシたちが背比べ。

Img_9055jpg

 桜が待ち遠しい今日この頃。

 海の、波打際、といってもいいくらいに海にちかい岸辺に、真黒い樹肌の山桜の、かなり大きいのが二十本以上も立ちならび、新学年がはじまると、山桜は、褐色のねばっこいような嫩葉と共に、青い海を背景にして、その絢爛たる花をひらき、やがて、花吹雪の時には、花びらがおびただしく海に散り込み、海面を鏤めて漂い、波に乗せられ再び波打際に打ちかえされる、その桜の砂浜が、そのまま校庭として使用せられている東北の或る中学校に、自分は受験勉強もろくにしなかったのに、どうやら無事に入学できました。そうして、その中学の制帽の徽章にも、制服のボタンにも、桜の花が図案化せられて咲いていました。(『人間失格』)

太宰の桜の風景です。

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